2017年11月23日木曜日

60余か所で防火対策が不備 柏崎刈羽原発

柏崎刈羽原発 防火対策が不備 60か所余で
NHK NEWS WEB 2017年11月23日
新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所の原子炉建屋などで、法律で定められた防火対策が60か所余りで図られていなかったことがわかりました。東京電力では来年以降、できるだけ早く対策をとるとしています。
柏崎刈羽原発2号機では、ことし7月、原子炉建屋にある放射性物質の管理区域内の通路で建築基準法に定められた防火対策がとられていないところが2か所見つかり、東京電力は、1号機から7号機までの主な施設について防火体制に不備がないかどうか調査を進めていました。

これについて東京電力は、22日の記者会見で建築基準法に定められた防火対策がとられていなかったところが、新たに60か所見つかったことを明らかにしました。
東京電力によりますと、このうち41か所が放射性物質の管理区域内で、空調設備の配管の隙間を防ぐ措置などが、建設当初から図られていなかったところがあったと見られるということです。東京電力は来年以降、できるだけ早く防火対策をとるとしています

柏崎刈羽原発の一杉義美広報部長は「建築基準法に抵触するかどうか確認を取る必要があるという認識が社内で不足していた。大変申し訳なく、再発防止を図っていきたい」と話しています。