2017年11月21日火曜日

大飯原発運転差し止め控訴審が結審 樋口判決の控訴審

 福井地裁で樋口英明裁判長が2014年に、地震対策に「構造的欠陥がある」として運転差し止めを命じた大飯原発3・4号機をめぐる名古屋高裁の控訴審が、20日で結審しました。
 判決の言い渡し日は後日指定されます
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大飯原発運転差し止め控訴審が結審 言い渡し日は後日指定、名高裁金沢
福井新聞 2017年11月20日
 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の運転差し止め訴訟控訴審の口頭弁論が20日、名古屋高裁金沢支部であり結審した。内藤正之裁判長は住民側が申請した証人尋問を却下し、この日再度申し立てられた裁判官3人の交代を求める忌避も却下した。判決の言い渡し日は後日指定される。

 大飯3、4号機をめぐっては、一審福井地裁では樋口英明裁判長が2014年5月、関電の地震対策に「構造的欠陥がある」として運転差し止めを命じた。控訴審では13回の口頭弁論が開かれ、今年4月には元原子力規制委員長代理の島崎邦彦・東京大名誉教授(地震学)が証人として出廷。大飯原発の基準地震動(耐震設計の目安とする揺れ)が過小評価されていると指摘した。

 7月には内藤裁判長が近く結審する方針を示したため、住民側は裁判官3人の交代を求める忌避を申し立てたがその後、同支部、最高裁ともに却下した。