大飯原発「安全」と報告 福井知事、再稼働同意へ
産経新聞 2017年11月22日
福井県原子力安全専門委員会は22日、関西電力が再稼働を目指す大飯原発3、4号機(同県おおい町)について、「安全性確保のための必要な対策はできている」とする報告書を西川一誠知事に提出した。
西川知事は、世耕弘成経済産業相と26日に会談する方向で調整しており、近く再稼働に同意するとみられる。おおい町と県議会は既に同意している。
報告書は、関電が3、4号機の再稼働に向け、必要な安全対策工事を実施し、重大事故や地震などへの初動対応を強化したと指摘。職員への教育訓練を行うなど継続的に安全性の向上を図っていると評価した。
関電は、県の同意を得た上で、3号機を来年1月中旬、4号機を同3月中旬に再稼働させる計画を示している。
委員会は外部有識者で構成。原発の技術的な安全性を検証している。