静岡県の調査によると、浜岡原発周辺の松葉とイセエビの2種で放射性セシウムの最大値が東日本大震災前の変動幅を上回りました。
検出された放射性セシウムの最大値は松葉が1キロ当たり0・24ベクレル(震災前0・22ベクレル)、イセエビが1キロ当たり0・12ベクレル(同0・098ベクレル)でした。
イセエビについては、日本近海の海水の放射能汚染が進んでいる影響です。
福島原発事故前の海産物の放射能レベルが0.1ベクレル/kgであったものを、現在は100ベクレル/kgまで一足飛びに「安全レベル」としたことの異常さを改めて知らされます。
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放射性セシウム 2種震災前超え 浜岡原発周辺
静岡新聞 2017年11月2日
静岡県は1日までに、中部電力浜岡原発(御前崎市)周辺などで定期的に実施している環境放射能の調査結果を公表した。9月末の前回公表以降に結果をまとめた試料のうち松葉とイセエビの2種で放射性セシウムの最大値が東日本大震災前の変動幅を上回った。東京電力福島第1原発事故の影響とみられる。県原子力安全対策課は「いずれも健康への影響が心配されるレベルではない」としている。
検出された放射性セシウムの最大値は松葉が1キロ当たり0・24ベクレル(震災前0・22ベクレル)、イセエビが1キロ当たり0・12ベクレル(同0・098ベクレル)。