2018年1月16日火曜日

16- 福島第1原発2号機 19日にも原子炉内部調査 東電

 東電は福島原発2号機の内部を19日からカメラで調査します。
 これまで勢作に数億円を掛けたロボットなどで調査しましたが、障害物などで阻まれ上手く行かなかったので、今度は原子炉格納容器の壁を貫く配管に伸縮可能なパイプを通し、パイプの先端からカメラをつり下げて内部を撮影する計画です。
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福島第1原発2号機、19日にも原子炉内部調査 東電
日経新聞 2018/1/15
 東京電力は15日、福島第1原子力発電所2号機の内部を長いパイプに取り付けたカメラで調べる作業を19日にも始めると発表した。溶け落ちた核燃料や破損した原子炉の状態を確かめ、今後の廃炉作業に役立てる。2017年1~2月にロボットなどで調査したが、障害物などに阻まれ、大きな成果は得られなかった。

 調査は、核燃料が収められていた原子炉格納容器の壁を貫く配管に伸縮可能なパイプを通し、パイプの先端からカメラをつり下げて内部を撮影する計画。格納容器の底には溶融燃料が広がっているとみられる。カメラに付いている線量計で放射線量も測定する。

 事故で炉心溶融(メルトダウン)が起き、高温になった燃料が構造物などを巻き込みながら溶け落ちた。これまでの分析で、2号機の核燃料は一部が炉内に残っているとみられる