福島原発事故から7年 被害などの現状を柏で28日報告会
東京新聞 2018年1月22日
東京電力福島第一原発事故からまもなく七年。被害救済や国の原子力政策はどう進められているのか、被災者の視点で考える報告会「福島の今とエネルギーの未来」が二十八日、柏市のアミュゼ柏で開かれる。
国際環境NGO(非政府組織)の「FoEJapan」が主催する。同団体は、福島県内から首都圏などに避難してきた人たちの相談に乗る「避難の協同センター」や、被災地域の子どもと親の語らいの場の「福島ぽかぽかプロジェクト」といった支援に取り組んできた。
報告会では、事務局長の満田夏花(かんな)さんらが、同事故の被害や生態系への影響、エネルギーを取り巻く世界情勢、隣県の茨城県にある東海第二原発をはじめとする国内原発をめぐる再稼働への動きなど、現状について話す予定。
午後二時~四時半。参加費五百円。問い合わせは、FoEJapan=電03(6909)5983、報告会当日は満田さん=電090(6142)1807=へ。 (堀場達)