2018年1月23日火曜日

福島原発1号機 燃料プールのがれき撤去始まる

 福島原発1号機の使用済み燃料プールの上部に散乱しているがれきを撤去する作業が22日朝から始まりました

 この使用済み燃料プールに、未使用のものを含めて392体の核燃料が浸漬してあってこれらを安全な場所に移す必要があります。
 東電は2021年度末までにがれきの撤去を終え核燃料2023年度に取り出す予定です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
福島第一原発1号機 燃料プールのがれき撤去始まる
NHK NEWS WEB 2018年1月22日
東京電力福島第一原子力発電所1号機の使用済み燃料プールに残されたままになっている燃料の取り出しに向けて、付近に散乱しているがれきを撤去する作業が22日朝から始まりました

福島第一原発1号機には、事故で溶け落ちた核燃料のほか、使用済み燃料プールにも、未使用のものを含めて392体の核燃料が残されていて、これらを安全な場所に移す必要があります。
しかし、事故に伴う爆発により、崩れた屋根や鉄骨など1500トン余りのがれきが、建屋の上部にある燃料プールを覆うように散乱していて、燃料の取り出しの妨げとなっていました。

こうしたがれきの撤去が22日午前8時前から始まり、比較的、細かいがれきを、吸い込む装置を使って作業が進められました。作業にあたり、東京電力は、これまで放射性物質の飛散を防ぐ飛散防止剤の散布や、風を防ぐシートの設置など準備を進めてきたとしています。

東京電力は、大きながれきを専用の機械で細かくしたりしながら、23日、以降も作業を続けることにしていて、「作業によって放射性物質が飛散しないよう、しっかりと監視を続け、万が一、飛散を確認した場合、直ちに作業を中止するなど慎重に進めていきたい」としています。

去年、見直された廃炉の工程表では、1号機の使用済みプールから燃料を取り出す時期は、前回の工程表より3年遅い2023年度としていて、がれきの撤去は2021年度末までに終える計画です。