昨年7月から9月にかけて福島県の帰還困難地域の双葉、大熊、浪江など5つの町と村で空間放射線量を測定したところ、最も放射線量が高かったのは双葉町の路上で、1時間あたり約8・48マイクロシーベルトでした。
この値は年間被爆量に換算すると74ミリシーベルトになり、許容値の1ミリシーベルトを大幅に上回っています。
因みに正常値(事故前の平均値)は、0・05マイクロシーベルト/時です。
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福島第一原発事故 帰還困難地域の空間線量を公表
テレビ朝日 2018年1月17日
原子力規制委員会は福島第一原発事故の影響で今も避難が続く帰還困難地域で、去年、測定した空間線量の調査結果を公表しました。
測定は福島県の双葉、大熊、浪江など5つの町と村で去年7月から9月にかけて実施されました。最も放射線量が高かったのは双葉町の路上で、1時間あたり約8・48マイクロシーベルトでした。2016年に続き2回目の調査で、全般的に減少する傾向にあるということです。一方、更田豊志委員長は住民らの協力で得られたデータなどから、実際に人が受けた被ばく線量は計測された放射線量よりはるかに低いと指摘しました。そのうえで、今後、こうした知見を根拠を示しながら広めていく考えを示しました。