2014年10月10日金曜日

福島原発地下水 ストロンチウム9万5千ベクレルに

 8日、福島原発H4エリアの地下水観測用井戸で、ストロンチウム90など全ベータ濃度1リットル当たり9万5000ベクレルが測定されました。それ以外の井戸11カ所で採取された地下水では大きな上昇は見られませんでした。
 東電は6日に福島県沿岸を通過した台風18号による降雨の影響とみています
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汚染水漏えい ストロンチウムなど130倍に
  河北新報 2014年10月9日
 東京電力は8日、福島第1原発で高濃度汚染水がタンクから漏えいした問題で、地下水観測用井戸のストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質(全ベータ)の濃度が約130倍に急上昇したと発表した。東電は6日に福島県沿岸を通過した台風18号による降雨の影響とみている。
 井戸はH4エリアのタンクの北約25メートルの位置にあり、7日採取の地下水から全ベータで1リットル当たり9万5000ベクレルが観測された。5日採取の全ベータは同720ベクレルだった。
 この井戸の地下水は8月にも降雨後、全ベータが急上昇した。東電は「井戸は汚染水が漏えいしたタンクから最も近く、雨が降ると上昇する傾向にある」と説明し、原因を調べる方針だ。