静岡県で3日、裾野市、御殿場市、富士市で採取された食用になる野生キノコ5検体から、国の基準値を超える110〜360ベクレルの放射性セシウムが検出されました。
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福島県楢葉町の国直轄除染をめぐり環境省は4日、高線量箇所の追加除染に関する住民説明会をいわき市で初めて開きました。住民側から「線量の高いとは何を指すのか、表現が分からない」と線量の基準設定を求める声が上がりましたが、国は明確な基準を示しませんでした。
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野生キノコ基準値超え 静岡県東部3市の5検体
静岡新聞 2014年10月4日
(静岡)県は3日、裾野市、御殿場市、富士市で採取された食用になる野生キノコ5検体から、国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムを検出したと発表した。裾野市の野生キノコから検出されたのは初めて。県は3市や関係事業者に当分の間、採取や販売、出荷を自粛するよう要請した。県民に食べないよう注意を呼び掛けている。
基準値を超えたのは裾野市のキハツタケ、アカモミタケ、御殿場市と富士市のハナイグチ、富士市のシロヌメリイグチ。いずれも9月末に県職員が任意に採取し、1キログラム当たり110〜360ベクレルが検出された。県によると、いずれのキノコも、販売目的で栽培・出荷を行っている業者は確認されていないという。
県は今後、裾野市に隣接する三島市、長泉町でも追加検査を実施する予定。
住民側、線量の基準求める 楢葉・追加除染で国が説明会
福島民友ニュース 2014年10月5日
(福島県)楢葉町の国直轄除染をめぐり環境省は4日、効果の薄かった高線量箇所の追加除染に関する住民説明会をいわき市で初めて開いた。環境省側は「現地調査をして線量の高いところから順次除染させてほしい」と求めたが、住民側は「線量の高いとは何を指すのか、表現が分からない」と線量の基準設定を求める声が上がった。
同省は「各家庭で状況が違うので一律に高い低いは言えない。われわれは年間1ミリシーベルトに下げるためにやる」と明確な基準は示さなかった。
説明会は3日間の日程で、初日は午前と午後で計12行政区が対象。環境省の担当者が除染効果が維持されているかどうかの事後モニタリングの結果や追加除染の進め方を説明した。