2014年10月19日日曜日

放射能汚染された食品はレベルにより年齢制限を!

 ウクライナやベラルーシで今起きている深刻な健康問題・人口激減問題は、食物起因の内部被曝によるものと考えられています。
 
 BLOGOSに、映画「シロウオ~原発立地を断念させた町」上映会の後に、映画にも出演している小出裕章氏の講演会があり、そこで汚染食品についての「18禁」ならぬ「60禁」(一例)の提案があったという話が紹介されています。
 
 食品の放射能汚染レベルをちゃんと正しくすべて計測した上で、汚染度合いに応じて、この食品は60歳以下の人は食べてはいけないなどとする年齢制限を設けるべきだという提案です。
 
 まずは、原記事をご覧ください。
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福島原発によって汚染された食品は18禁ならぬ60禁にすべき
      小出裕章氏講演会
かさこ(映画監督?) BLOGOS  2014年10月17日
先日の台風により「福島第1原発護岸で放射性セシウムが過去最高値を検出」といったニュースもあったように、日本中を今もなお汚染しまくり、未だに原発事故の収束がまったくできていない福島原発。
そんな中、原発再稼働しようなんて、まるで運転免許もないのに車を運転したために、何人もの人を殺したドライバーに、再び車を運転させるようなことを強行しようとしているわけだが、福島原発事故により日本中が汚染されたことはもう取り返しのつかない事態。
では汚染された日本の中でどう生きるべきなのか。
2014/10/11に大阪で行われた映画「シロウオ~原発立地を断念させた町」上映会の後に、映画にも出演している、京都大学原子炉実験所助教の小出裕章氏の講演会があったのだが、小出氏の「18禁」ならぬ「60禁」という話が実に興味深かった。
 
小出氏は福島原発事故を起こしたのは、自分も含めてすべての大人に責任があり、被ばくすると健康被害の大きな子供たちを守るために、被ばくしてもそれほど影響の少ない大人が、責任を持って対処すべきだとの立場で一貫している。
そこで小出氏が提案するのが汚染食品の「18禁」ならぬ「60禁」だ。
小出氏の講演の要旨を紹介したい。
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食品に含まれる放射性セシウムの基準は1㎏あたり100ベクレルとなった。
しかし福島原発事故前に例えば日本のコメは平均1㎏あたり0.1ベクレル。
事故前に比べて1000倍もの汚染を許していることになる。
100ベクレル以下でももちろん危険。
だから食品をちゃんと正しくすべて計測した上で、汚染度合いに応じて年齢制限を設けるべきだ。
 
例えば、90ベクレルの食べ物は60禁=60歳未満の人は食べてはダメ。
逆に60歳以上は健康への影響は少ないので、原発事故の責任をとるべく、60禁の食べ物を率先して食べる。
例えば、80ベクレルの食べ物は50禁、60ベクレルの食べ物は40禁、50ベクレルの食べ物は30禁といったように。
(数値はあくまでたとえ話で、このベクレルでこの年齢制限にすべきという話ではありません)
年齢が若ければ若いほど被ばくに敏感になるが、年を取れば取るほど被ばくに鈍感になる。
だからこそ子供を守るために、大人が原発事故を起こした責任を取るために、年齢が高い人間が限りある食品の中で汚れた食べ物を食べ、できるだけ汚れていない食べ物は若い人に回すべきだと。
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映画などで好ましくない映像が含まれている場合に18禁といって、18歳未満の人は見てはいけないように、福島原発事故によって汚染された食べ物は60禁とか50禁にすべきだ。
素晴らしい考えだと思う。
私個人的な考えを加えるのなら、特に今まで原発推進した人間や企業や原発マネーで儲けた人間や地域や企業、未だに原発推進している人間や企業に、優先的に汚染食品を食べてもらったり、優先的に汚染地に住んでもらったらいい。
 
そのような意味では福島の汚染地域にリアル原子力村を作り、自民党本部は筆頭、官僚や電力会社、原発利権企業の本社を集め、彼らに汚染地域の土地を高額で買い取らせ、そこに住み、汚染された食べ物を食べればいい。
そこまでして原発推進するならいい。
あと思うのは60歳以上で帰りたいと言っている、福島の死の町の住人は、帰還させたらよい。
60歳以上ともなれば、どうせあと20年ぐらいで死ぬわけで、汚染地域に住んでガンの確率が何パーセントか上がることより、住み慣れた土地で暮らした方がストレスもなく、生きれるのではないか。
ただし60歳未満は立入禁止。
原発事故の問題の一つは世代間詐欺であるということだろう。
原発稼働を許してきた加害者である高齢者の健康被害は少ないのに、原発の是非を表明できない被害者である子供や若者に健康被害の危険性が高まる。
 
私も映画「シロウオ~原発立地を断念させた町」の上映会の監督トークでこんな話をする。
 
別に私はいい。
来年40歳になる私が、ましてやほぼ毎日ポテチを1袋食べている私が、多少汚染された食べ物を食べて20年後か30年後にガンの確率が何パーセントか上がるなら、それはそれで仕方がない。
今まで原発に反対してこなかった責任もある。
でもその汚染を自分より若い世代や子供に押しつけることは許されない。
だから原発再稼働に反対しているし、福島原発事故が起きた後、原発問題について何か自分のできることをしなければならないと思い、30年以上も前に、原発計画を阻止した住民を描いたドキュメンタリー映画の制作に、監督として関わることにした。
今の日本社会って高齢者優遇、若者・子供虐待がひどすぎる。
加害者である高齢者が逃げ切りをはかり、目先の景気対策のために貴重な税金を食いつぶし、そのツケを全部若者や子供に先送りする。
こうした世代間詐欺を是正するためにも、放射能汚染食品の60禁制度はぜひ導入したらいいと思う。