北海道新聞 2016年6月4日
毎週金曜夜に札幌市中央区の道庁前で行われている反原発デモが3日、200回に達した。節目とあって普段の2倍以上の約300人が参加。参加者はプラカードを掲げ、太鼓をたたきながら「子どもに原発のない北海道を残して」などと、北海道電力泊原発(後志管内泊村)の再稼働反対を訴えた。
デモは2012年7月に開始した。主催する北海道反原発連合のスタッフ渋谷和也さん(37)は「デモを200回続けたが、高橋はるみ知事が一度も姿を見せてくれないのが残念。反原発の声に耳を傾けてほしい」と話した。
これに先だって、反原発連合は高橋知事宛ての要望書を道に提出し、泊原発再稼働の考え方などを明らかにするよう求めた。道の担当者は「道議会の議論を踏まえて適切に対応する」と答えるにとどまった。