米カリフォルニア州の電力大手PG&Eは21日、ディアブロキャニオン原発の2基の原子炉を2025年までに停止し、閉鎖すると発表しました。これで同州から原発がなくなることになります。
もともと米国では「原発は安くてクリーンで安全」という神話は1970年代半ばに破綻し、以後は一貫して原発から撤退の一途をたどってきました(そのことは何故か日本では隠されてきました)。
近年も次々と原発の廃炉が進められていて、同原発の廃炉もその一環に過ぎません。
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米加州最後の原発閉鎖へ 再生エネに転換
東京新聞 2016年6月22日
【ワシントン共同】米カリフォルニア州の電力大手PG&Eは21日、運営するディアブロキャニオン原発の2基の原子炉(出力計224万キロワット)の稼働を2025年までに停止し、閉鎖すると発表した。同州から原発がなくなることになる。
同州では13年に、電力会社サザン・カリフォルニア・エジソンがサンオノフレ原発の廃炉を決め、ディアブロキャニオンが唯一の原発になっていた。
PG&Eは今後8~9年で、電源を太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーへ転換、31年までに総発電量の55%をまかなう計画を掲げている。