福島県は6日、福島原発事故による影響を調べるため、事故当時18歳以下だった県民を対象の2巡目の甲状腺検査で、3月末時点で30人が甲状腺がんと診断されたと発表しました。
これは2013年度以降に甲状腺がんを発症したひとが30人いたということで、普通であれば放射線被曝以外の理由は考えられない筈ですが、検討委員会は、「甲状腺がん発生は原発事故の影響とは考えにくい」との見方を変えていません。
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甲状腺がん、30人に増加 18歳以下検査2巡目―福島県
時事通信 2016年6月6日
東京電力福島第1原発事故による影響を調べるため、福島県が事故当時18歳以下(胎児を含む)だった県民を対象に実施している2巡目の甲状腺検査で、県は6日、3月末時点で30人が甲状腺がんと診断されたと発表した。
県は、昨年12月末時点の16人から増加した原因を不明としているが、「甲状腺がん発生は原発事故の影響とは考えにくい」との見方を変えていない。
2巡目の検査は、約38万人の対象者のうち約27万人で完了。「悪性ないし悪性の疑い」と診断されたのは57人(昨年12月末時点は51人)で、このうち30人が手術により甲状腺がんの確定診断を受けた。