2016年6月13日月曜日

13- 福島・葛尾村居住制限区域で初の避難解除 飯館村は来年3月に

 政府は12日、福島県葛尾(かつらお)村に出ていた避難指示を解除しました。居住制限区域の解除は初めてです
 葛尾村は人口1400人余りで、解除後に何人が帰るのか、村は把握できていません。
 
 それとは別に、政府は12日、全村避難している福島県飯舘村の住民への説明会を福島市内で開き、2017331日に避難指示を解除する意向を示しました。
 参加した住民からは放射線への不安の声が相次ぎました。
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福島・葛尾村 居住制限区域で初の避難解除 帰還なお不透明
東京新聞 2016年6月12日
 政府は十二日午前零時、東京電力福島第一原発事故で福島県葛尾(かつらお)村に出ていた避難指示を解除した。対象は居住制限区域と避難指示解除準備区域の二区域で、より線量が高い居住制限区域の解除は初めて。
 
 葛尾村は人口千四百人余りで、解除後に何人が帰るのか、村は把握できていない。村の北東部には線量の高い帰還困難区域が残り、約三十世帯への避難指示は解除されない。
 現行の避難区域では二〇一四年四月の田村市都路地区、同十月の川内村の一部、昨年九月の楢葉町に続き四例目の解除。
 解除に向けた動きは今後も続く。十四日には、川内村の東部の区域が解除され、同村から避難指示区域はなくなる。七月十二日には南相馬市の南側など約一万一千人が暮らす区域が解除されるものの、浪江町と接する西側の指示は継続される。川俣町は八月、南東部に残る指示を解除する目標を掲げている。
 このほか飯舘(いいたて)村は、来年三月末に帰還困難区域を除いて解除する方針で、浪江、富岡両町も同区域を除き来春の解除を検討中。福島第一が立地する大熊、双葉両町はまだ具体化していない。
 
 
放射線不安の声相次ぐ 国避難解除方針に住民 飯舘村
 時事通信 2016年6月12日
 政府は12日、東京電力福島第1原発事故で全村避難している福島県飯舘村の住民への説明会を福島市内で開き、7月1日から帰村に向けた準備宿泊を開始し、2017年3月31日に避難指示を解除する意向を示した。これに対し、参加した住民からは放射線への不安の声が相次いだ。
 説明会には、政府の原子力災害現地対策本部の後藤収副本部長らが出席。参加した住民約90人に対し、宅地の除染が15年6月で一巡し、農地なども今年12月までに終了する見込みであることなどを説明した。
 住民からは「(国の解除基準が)なぜ年間20ミリシーベルト以下なのか」「帰村してからも農業をしたいが、これからどうなるか分からない」などの意見が出た。