福島原発事故当初、当時の社長が「炉心溶融という言葉を使うな」と社内に指示していた問題で、同社の広瀬直己社長は21日、記者会見を開き「痛恨の極み。社会から隠蔽と捉えられるのは当然だ」と述べて謝罪しました。
清水正孝社長(当時)の指示について、東電の第三者委員会は、背景に当時の首相官邸の指示があったと推認されるとしましたが、それに対して菅首相(当時)と枝野内閣官房長官(当時)は猛反発しており、真相は不明のままです。
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東電、「炉心溶融使うな」は隠蔽 広瀬社長が記者会見で謝罪
東京新聞 2016年6月21日
東京電力福島第1原発事故当初、当時の社長が「炉心溶融という言葉を使うな」と社内に指示していた問題で、同社の広瀬直己社長は21日に記者会見を開き「痛恨の極み。社会から隠蔽と捉えられるのは当然だ」と述べて謝罪した。
東電の第三者委員会が16日に公表した報告書では、事故当初、清水正孝社長(当時)が武藤栄副社長(同)に「炉心溶融という言葉は使うな」と伝えたことが判明。背景に当時の首相官邸の指示があったと推認されるとしながらも、指示をした人物やその内容は「解明できなかった」とした。(共同)