東電は31日、適合性審査に合格した柏崎刈羽原発6、7号機の現状などを報告する住民説明会を刈羽村で開きました。東電側は安全対策の有効性を強調しましたが、参加者からは「安全対策といっても実際に機能するのか。机上の空論ではないか」との指摘や、「安全への意識はいまだ低いとしか思えない」との苦言が呈されました。
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刈羽でも再稼働疑問視する声が相次ぐ 東電 柏崎原発の説明会
新潟日報 2018年2月1日
東京電力は31日、原子力規制委員会の適合性審査に合格した柏崎刈羽原発6、7号機の現状などを報告する住民説明会を、刈羽村の生涯学習センターラピカで開いた。東電側は安全対策の有効性を強調したが、村民からは「福島事故を起こした当事者である東電が原発に固執するのは理解できない」と再稼働を疑問視する声が相次いだ。
説明会は30日の柏崎市に続いての開催で、村民ら約50人が参加した。東電の牧野茂徳常務らが、福島事故を踏まえた安全対策や敷地内の断層問題について説明した。
参加者からは「安全対策といっても実際に機能するのか。机上の空論ではないか」との指摘が上がった。柏崎原発で防火壁の貫通部をふさがず建築基準法に違反していた問題に触れ、「安全への意識はいまだ低いとしか思えない」との苦言も呈された。
住民説明会に先立ち、東電は村議会でも説明した。