2018年2月26日月曜日

26- 親睦深めて悩みの相談も 秋田で原発被災者交流会

 東日本大震災
親睦深め、悩み相談も 秋田で被災者交流会 /秋田
毎日新聞 2018年2月25日
 東日本大震災から7年を迎えるのを前に、県内に避難する被災者を対象とした交流会が24日、秋田市の県ゆとり生活創造センター「遊学舎」で開かれた。17人が参加し、互いに今の暮らしぶりや胸の内に抱える悩みを打ち明けていた。
 NPO法人「あきたパートナーシップ」が主催。県内在住の被災者同士が親睦を深め、被災自治体の担当者などと意見を交換するのが狙い。

 冒頭のワークショップは非公開で、出席者によると「古里に戻り、再スタートする」「秋田は雪が多くて大変」といった心境を発表した。絵手紙の制作会もあり、果物のスケッチとともに「今を楽しむ」などと、それぞれが思いを込めたメッセージを添えていた。

 東京電力福島第1原発事故で福島県小野町から出身地の大仙市に帰郷した高橋和美さん(66)は「被災者に寄り添った支援が今後も各地で続いてくれれば」と話した。【山本康介】