大飯原発
3、4号機の再稼働中止訴え 5市町で110人デモ行進 /福井
毎日新聞 2018年2月26日
関西電力が来月以降に再稼働を予定している大飯原発3、4号機(おおい町)の再稼働中止を求めて、脱原発を目指す住民ら約110人が25日、敦賀、小浜、おおい、美浜、高浜の計5市町に分かれてデモ行進した。
参加者は「事故が起こってからでは遅すぎる」などとハンドスピーカーで訴え、各市町を回った。住宅地では、重大事故に備えて考えておくべきことや使用済み燃料がたまり続けることの危険性などを解説したビラを各家庭の郵便受けに入れた。
また同日、デモを呼びかけた「ふるさとを守る高浜・おおいの会」(東山幸弘代表)など県内外7団体は、再稼働中止を求めた要請書を原子力規制庁の西村正美・地域原子力規制総括調整官(福井担当)に手渡した。要請書では「(規制委と関電の)火山灰降下量の評価は過小。(再稼働)審査のやり直しの必要が生じている」などと主張した。【高橋一隆】