6日の衆院予算委で、立憲民主党の菅元首相が質問に立ち、安倍首相に対して、福島原発事故の際、東京を含む原発から250キロ圏内の住人に避難を求める可能性があったが、それでも原発の再稼働を進めるのかと、追及しました。
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「原発続けるべきと?」 菅元首相が首相追及
日本テレビ 2018年2月6日
6日の衆議院予算委員会で、東日本大震災当時、首相だった立憲民主党の菅元首相が質問に立った。菅元首相は安倍政権の原発政策をただした。国会記者会館から本岡英恵記者が伝える。
菅元首相は、福島第一原発の事故の際東京を含む原発から250キロ圏内の住人に避難を求める可能性があったとして、それでも原発の再稼働を進めるのか追及した。
菅元首相(立憲民主党)「250キロ圏からすべての人が避難するという最悪のシナリオを見て、それでもこういう可能性があっても原発を続けるべきだと、そうお思いなのか」
安倍首相「原発については、いかなる事情よりも安全性が最優先であります。世界で最も厳しいレベルの新規制基準に適合すると認めた原発のみその判断を尊重し、地元の理解を得ながら再稼働を進めるとしております」
安倍首相は、このように安全性が最優先としつつ、新たな規制基準に適合した原発については再稼働を進める方針を改めて示した。これに対して菅元首相は、「安倍首相はリスクの大きさを理解してないんじゃないか。子供や孫の世代のことを考えていないんじゃないか」とただしたが、安倍首相は「そんなことはない」と否定した。