2014年7月29日火曜日

原発の再稼働阻止を 原水禁世界大会、福島で始まる

 原水爆禁止世界大会が27日、福島市で始まりました
 原水禁世界大会を福島からスタートさせることは、福島原発事故が起きた平成23年に始まり今年で4年目を迎えました。
 
 福島大会には全国から約1300人が参加し「原発の再稼働を阻止し、政府に脱原発への政策転換に向けてかじを切らせる。フクシマを核時代の終わりにする」とするアピールを採択しました。
 
 大会は原爆の日に合わせ、広島、長崎に会場を移し8月9日まで続きます
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原発の再稼働阻止を 原水禁世界大会、福島で始まる
福島民報 2014年7月28日
 核廃絶を訴える原水爆禁止世界大会が27日、福島市で始まった。全国から約1300人(主催者発表)が参加し、「原発の再稼働を阻止し、政府に脱原発への政策転換に向けてかじを切らせる。フクシマを核時代の終わりにする」とするアピールを採択した。
 
 原水爆禁止日本国民会議(原水禁)などで構成する世界大会実行委員会の主催。本県でのスタートは東京電力福島第一原発事故が起きた平成23年から4年連続となった。
 実行委員長の川野浩一原水禁議長はあいさつで、国内原発の再稼働を進める政府の方針について「福島で(原発事故により)古里に帰れない人の苦しみを思いやる気持ちがない」と批判。広島、長崎両県でも原爆の傷が癒えていないと訴え、「断固として脱原発、核兵器廃絶、平和憲法を守る運動を貫く」と述べた。
 県平和フォーラムの角田政志代表は「福島の現状を見れば原発再稼働は到底、容認できない。われわれは原発災害を風化させないと誓う」とあいさつした。県教組福島支部の沢井和宏さんら3人が原発事故発生当時から現在までの県内の状況を説明した。
 閉会後、参加者は市内をデモ行進した。28日はフィールドワークが行われ、原発事故に伴う除染廃棄物を一時保管する伊達市の仮置き場を訪れ、除染作業を見学する。
 大会は原爆の日に合わせ、広島、長崎に会場を移し8月9日まで続く。