新潟日報社は2、3の両日、県内6小選挙区を対象とした世論調査を行いました。
それによると柏崎刈羽原発の今後については、「再稼働させず、すぐに廃炉にする」との回答が36・6%で最多で、「再稼働させるが、将来的には廃炉にする」の34・6%と合わせると脱原発志向の回答が71・2%に上りました。
この脱原発志向の回答は、2012年12月の衆院選時の計79・7%や、13年7月の参院選時の計88・0%に比べると大幅に減りました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
柏崎原発、71%「廃炉求める」 (新潟)県内世論調査
新潟日報 2014年12月4日
14日投開票の第47回衆院選に向け、新潟日報社は2、3の両日、県内6小選挙区を対象とした世論調査を行い、公示直後の序盤情勢を探った。
東京電力福島第1原発事故の影響で全7基が停止中の東電柏崎刈羽原発の今後については、「再稼働させず、すぐに廃炉にする」との回答が36・6%で最も多かった。「再稼働させるが、将来的には廃炉にする」との回答も34・6%あり、廃炉を求める脱原発志向の回答が合わせて71・2%に上った。
脱原発志向の回答は、2012年12月の衆院選時の世論調査で計79・7%、13年7月の参院選時では計88・0%だった。今回は「将来は廃炉」との回答が16ポイント減ったため、脱原発志向の割合も大幅減となった。
「分からない」との回答が18・4%で13年時から14・5ポイント増えており、原子力規制委員会の審査が本格化するなど原発再稼働が現実味を帯びる中、有権者が判断に迷っている様子が浮かび上がった。
一方、「再稼働させ、使い続ける」との回答は10・3%と13年調査時(8・1%)から微増だった。
男女別では、女性の40・4%が「すぐ廃炉」と回答。「使い続ける」と答えた割合も男性の14・2%に対し、女性は6・8%と低く、女性の方が脱原発志向が強いことが示された。