福島第1原発で雨水タンクの堰外にもらした汚染水は、ストロンチウムを1リットル当たり72,000ベクレル含んでいましたが、漏洩は3月から続き、約90日間で約4トンが流出したと推定されるということです。
これにより地中に浸透したストロンチウムの総量は2億8800万ベクレルとなります。
東電は雨水だから汚染されていないと判断していたということですが、現場の状況を熟知していなければならない当事者にあるまじきことです。
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雨水漏えいは3月から 貯蔵タンク、3カ月間で約4トン
福島民友ニュース 2014年6月7日
東京電力福島第1原発で構内に降った雨水をためる一時貯蔵タンクから水が漏れた問題で、第1原発の小野明所長は6日、Jヴィレッジ(楢葉、広野町)で会見し、漏えいは推定で3月から続いていたと発表した。漏れた水については「一部は(タンクを囲む)堰(せき)外に漏えいしたと判断している」と外部への流出を認めた。
東電によると、2月末に漏えいタンクのあるタンク群を点検した際に異常はなかったことから、漏えいは早くて3月に始まったと推定。漏えい量は、同月から水漏れが発覚した6月2日までの約90日間で約4トンと試算している。
漏えいした水は、堰に設置している排水弁が開いていたため、弁を通じて堰外に流出。弁から約40メートル先にわたる範囲で地表に広がったとしている。東電は堰外の弁近くの土壌の回収を進める。
東電の推定が正しければ、タンクからの漏えいは約3カ月間にわたり続いていたことになる。