2014年6月14日土曜日

川内原発再稼働反対 鹿児島で集会

 原子力規制委による優先審査が進んでいる九州電力川内原発の再稼働反対を訴えて、13日、全国から集まった約700人が鹿児島市の県庁前で集会を開きました
 鹿児島県内にある約90の市民団体が呼びかけたもので、作家の広瀬隆氏らも駆け付けました
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川内原発:「子どものために再稼働ダメ」鹿児島で集会
毎日新聞 2014年06月13日
 原子力規制委員会による優先審査が進んでいる九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働反対を訴えて、鹿児島県議会開会日の13日、全国から集まった約700人(主催者発表)が鹿児島市の県庁前で集会を開いた。県内にある約90の市民団体が呼びかけ、作家の広瀬隆氏らも駆け付けた。
 
 集会は議会開会前の午前9時すぎから始まった。原発事故の影響で福島県大熊町から同県会津若松市へ移り、仮設住宅で避難生活を続ける木幡ますみさん(58)は「鹿児島のきれいな空気を吸って涙が出た。子どもたちのためにも再稼働させてはいけない」と訴えた。川内原発建設反対連絡協議会長の鳥原良子さん(65)=薩摩川内市=も「再稼働は絶対に許してはならない」と声を張り上げた。
 
 参加者は本会議終了後、再稼働反対を求め、伊藤祐一郎知事と県議会各会派宛ての要請書を提出。知事は再稼働に前向きな姿勢を見せており、当初、6月県議会開会中に判断を表明する見通しだった。だが規制委の審査が遅れているため、判断の時期もずれ込むことになる。【杣谷健太、津島史人】

鹿児島県庁前で再稼働反対の声を上げる参加者=鹿児島市鴨池新町で2014年6月13日午前9時10分、杣谷健太撮影
    鹿児島県庁前で再稼働反対の声を上げる参加者