2014年6月12日木曜日

福島児童 甲状腺がん手術の理由開示を

 福島の児童51人(3月末現在)が甲状腺がん手術を受けている現状について、福島県民を対象にした甲状腺検査について検討する評価部会は10日、手術を行った理由の開示を求めました。
 甲状腺検査を行っている福島医大と県は、今後情報開示を検討するということです。
 
 福島医大はこれまで個人情報への配慮を理由に公表していませんが、世界から注目されている甲状腺がんの実態について、個人情報を理由に公表しないとはどういうことなのでしょうか。それを隠れ蓑にして実態を隠蔽しようとしているとしか考えられません。
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「甲状腺がん手術の理由」開示を 評価部会で意見相次ぐ
福島民友ニュース 2014年6月11日
 東京電力福島第1原発事故に伴う県民健康調査のうち、事故当時18歳以下の県民を対象にした甲状腺検査について検討する評価部会は10日、福島市で第3回会合を開いた。3月末現在で51人が甲状腺がん手術を受けている現状について、手術を行った理由に関する情報開示を求める意見が相次いだ。甲状腺検査を行っている福島医大と県は、今後情報開示を検討する。
 手術実施に至った判断理由について、同大はこれまで個人情報への配慮を理由に公表していない。部会員からは、甲状腺がんがリンパ節に転移したケースなど緊急性があり手術に踏み切ったケースが何例あるかなど検査の妥当性を判断するため、総合的なデータの公表を求める声が相次いだ。