高浜原発(福井県)の3号機が再稼働に向けて、6日午後2時ごろに起動します。先月再稼働させた4号機に続いて2基目で、国内の稼働原発数は川内原発(鹿児島県)2基と伊方原発(愛媛県)1基と合わせて5基になります
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高浜原発3号機 あす午後 原子炉起動し再稼働へ
NHK NEWS WEB 2017年6月5日
福井県にある高浜原子力発電所について、関西電力は先月再稼働させた4号機に続いて、3号機についても6日午後2時ごろに原子炉を起動し、再稼働させると発表しました。
高浜原発3号機と4号機をめぐっては去年、大津地方裁判所が運転停止を命じる仮処分を決定しましたが、ことし3月、大阪高等裁判所がこの決定を取り消し、再稼働を認めました。
これを受けて、関西電力は高浜原発4号機を先月17日に再稼働させたのに続いて、3号機についても核分裂反応を抑える制御棒の検査などで問題がなければ6日午後2時ごろに原子炉を起動し、再稼働させることにしています。
そして、およそ12時間半後の7日午前2時半ごろ核分裂反応が連続する「臨界」の状態にして、今月9日には発電と送電を始める計画です。
高浜原発3号機が稼働するのは1年3か月ぶりで、4号機と同じく使用済み核燃料を再処理して取り出したプルトニウムとウランを混ぜた「MOX燃料」を使うプルサーマルという方式で発電する予定です。
高浜原発3号機が再稼働すると、全国で運転中の原発は鹿児島県の川内原発の2基と愛媛県の伊方原発の1基、そして高浜原発4号機と合わせて5基になります。
高浜原発3号機が営業運転に入るのは来月上旬の見込みで、関西電力はその後、電気料金の値下げを国に届け出る方針です。