NHK NEWS WEB 2017年6月16日
新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所をめぐり、東京電力が緊急時の対応拠点の耐震性の不足について誤った説明をしていた問題を受けて、安全対策の内容を修正した再稼働に向けた申請書を、16日、原子力規制委員会に提出します。しかし、規制委員会は今後さらに、安全に対する姿勢をただす考えで、審査が終わるまでには時間がかかる見通しです。
柏崎刈羽原発6号機と7号機の再稼働の前提となる審査では、ことし2月、東京電力が緊急時の対応拠点の耐震性の不足に関して、誤った説明をしていたことが明らかになり、規制委員会は東京電力に対し、これまでの審査での説明に誤りや不足がないか点検するよう求めていました。
これを受け、東京電力は安全対策の内容を点検し直して修正した申請書を、16日、規制委員会に提出します。
規制委員会は今後、内容に問題がないか確認することにしていますが、今月新たに就任する小早川社長からも安全に対する会社の姿勢をただす考えで、柏崎刈羽原発の審査が終わるまでには時間がかかる見通しです。