2019年8月4日日曜日

政府小委が福島第1原発を視察 汚染処理水処分で

 福島第1原発から出る放射性物質「トリチウム」などを含んだ水の処分策を議論している資源エネルギー庁の小委員会の委員は3日、同原発を視察しました。山本一良委員長ら9人で、福島第1原発を視察したのは約2年ぶり2回目です
 共同通信は、山本委員長が視察後、「敷地は広く見えるが、いろいろな設備や保管施設が必要だ」と述べ、タンクのさらなる増設は難しいとの考えを示したことを報じました
 これはかねてから推測されていた「海洋放流ありき」を示唆したに等しく問題発言です。
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エネ庁小委が第1原発視察 汚染処理水処分で—福島
時事通信 2019年8月3日
 東京電力福島第1原発から出る放射性物質「トリチウム」などを含んだ水の処分策を議論している資源エネルギー庁の小委員会の委員は3日、同原発を視察した。小委員会が福島第1原発を視察したのは約2年ぶりで2回目
 東電によると、日々発生する汚染水は浄化装置を使って処理しているが、トリチウムは除去できず、原発構内のタンクに保管している。ただ、タンクは増え続け、構内での保管には限界があるとの指摘がある。
 同日福島第1原発を視察したのは、山本一良委員長ら9人。増設中のタンクや廃棄物貯蔵庫の建設予定地などを見ながら、東電の説明を受けた。 
 
 
政府小委が福島第1原発を視察 処理水処分の必要性強調
共同通信 2019/8/3
 東京電力福島第1原発で汚染水を浄化後にタンクで保管している水の処分方法を議論する政府小委員会のメンバーが3日、同原発構内を視察、委員長の山本一良・名古屋学芸大副学長は「リスクをなくすことが重要。(廃炉完了で)きれいになる時には水もなくしたい」と述べ、処理水を処分する必要性を強調した。
 
 山本氏は視察後、「敷地は広く見えるが、いろいろな設備や保管施設が必要だ」と述べ、タンクのさらなる増設は難しいとの考えを示した。昨年12月以来となる会合を今月9日に開くと明らかにし、敷地内での長期保管についても議論した上で、処分方法の具体化を急ぐとした。