20日から営業運転復帰予定の玄海原発3号機に関し、佐賀県内外の反原発グループ13団体が14日、運転再開中止を求める要請書を山口佐賀県知事宛てに提出しました。
使用済みMOX燃料の管理上の問題点を指摘しています。
MOX燃料使用に伴う危険性については下記などを参照ください。
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玄海3号機運転再開中止を 13団体、知事に要請書
佐賀新聞 2019年8月15日
定期検査(定検)を終え、20日営業運転復帰予定の玄海原発3号機(東松浦郡玄海町)に関し、佐賀県内外の反原発グループが14日、運転再開中止を求めて山口祥義知事宛てに要請書を出した。使用済みウラン・プルトニウム混合酸化化合物(MOX)燃料の管理上の問題点を指摘している。
提出したのは「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」(永野浩二事務局長)など佐賀、福岡、大分県の13団体。
九州電力によると、プルサーマル発電を行う3号機は、MOX燃料36体を使用。九電は「運転期間や燃料の組み合わせなどを考慮して決めている」としているが、2020年の定検時に16体が初の使用済みMOX燃料となる可能性がある。
要請書では、反原発団体が今年6月に意見交換した際、資源エネルギー庁の担当者は「使用済みMOX燃料は使用済みウラン燃料より発熱量が高い。ウランと同じくらいになるには300年以上かかるというのは事実」と述べたと指摘。この情報を県が知っていたかなど7項目を質問した。
県原子力安全対策課の担当者は「知事に報告し、できるだけ早期に回答したい」とした。