2019年8月16日金曜日

玄海3号機運転再開中止を 13団体 知事に要請書

 20から営業運転復帰予定の玄海原発3号機に関し、佐賀県内外の反原発グループ13団体が14日、運転再開中止を求め要請書山口佐賀県知事宛てに提出しました。
 使用済みMOX燃料の管理上の問題点を指摘しています。
 MOX燃料使用に伴う危険性については下記などを参照ください。
 
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玄海3号機運転再開中止を 13団体、知事に要請書
佐賀新聞 2019年8月15日
 定期検査(定検)を終え、20日営業運転復帰予定の玄海原発3号機(東松浦郡玄海町)に関し、佐賀県内外の反原発グループが14日、運転再開中止を求めて山口祥義知事宛てに要請書を出した。使用済みウラン・プルトニウム混合酸化化合物(MOX)燃料の管理上の問題点を指摘している。
 提出したのは「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」(永野浩二事務局長)など佐賀、福岡、大分県の13団体。
 
 九州電力によると、プルサーマル発電を行う3号機は、MOX燃料36体を使用。九電は「運転期間や燃料の組み合わせなどを考慮して決めている」としているが、2020年の定検時に16体が初の使用済みMOX燃料となる可能性がある。
 要請書では、反原発団体が今年6月に意見交換した際、資源エネルギー庁の担当者は「使用済みMOX燃料は使用済みウラン燃料より発熱量が高い。ウランと同じくらいになるには300年以上かかるというのは事実」と述べたと指摘。この情報を県が知っていたかなど7項目を質問した。
 
 県原子力安全対策課の担当者は「知事に報告し、できるだけ早期に回答したい」とした。