2019年8月19日月曜日

19- 夏祭りがつなぐ住民交流 災害公営住宅

<福島第1原発事故>
夏祭りがつなぐ住民交流 福島・災害公営住宅「北沢又団地」
河北新報 2019年08月18日
 東京電力福島第1原発事故の避難者らが暮らす福島市北沢又の災害公営住宅「北沢又団地」で17日、「納涼夏祭り盆踊り大会」があり、入居者と地元住民ら約300人が食事と踊りで交流を深めた
 音楽愛好家らによるコンサートのほか、福島県浪江町の名物「なみえ焼きそば」400食分が無料で振る舞われ、来場者が長い列を作った。夕方には双葉郡と福島市の盆踊りをそれぞれ披露し、互いの振り付けを教え合いながら親睦を深めた。
 
 135戸ある北沢又団地は浪江町出身者が8割を占め、多くが1人暮らしの高齢者という。「何もしないと閉じこもってしまう。誰でも受け入れる場を増やしていきたい」と自治会長の熊田伸一さん(66)は語る。
 団地住民間だけでなく、地域住民との交流も目指す。イベント会場の集会所は日頃から団地住民だけでなく地域住民にも開放。町内会活動や学習会、歌謡教室などで日々利用されており、触れ合いの場になっている
 
 北沢又地区町会連合会会長の斎藤幸吉さん(73)は「普段の交流が祭りの盛況につながった。団地住民には仮住まいの人、永住を決めた人などさまざまいるが、同じ地区住民として垣根のない交流を続けていきたい」と話す。
 イベントは昨年に続き2度目。今年は7月に準備を始めた。市生活課の担当者は「体調悪化や孤立をすることなく心身ともに健康に過ごしてほしい。こうしたイベントをきっかけに普段の交流にも広がりが出ればいい」と言う。