2017年4月19日水曜日

19- 柏崎刈羽原発「再稼働の必要性ない」新潟知事

 米山隆一新潟県知事が16日、都内で講演し、柏崎刈羽原発について「なくてはならないものではない」と再稼働の必要性がないことを強調し九電川内原発の再稼働を容認した鹿児島県の三反園訓知事が「原発を止める権限はない」と話した点について、「『権限がない』というのでは、困る。法的にも、知事には住民の安全を守る義務があり、東電と新潟県が結ぶ協定を根拠に、運転停止を求められる」と述べました。
 三反園知事とは、脱原発の思いにおいて格段の差があります。
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柏崎刈羽原発「再稼働の必要性ない」新潟知事が都内で講演
東京新聞 2017年4月17日
 新潟県の米山隆一知事が十六日、都内で講演し、県内に立地する東京電力柏崎刈羽原発について「地域経済の貢献が大きいという話があるが、なくてはならないものではない」と、再稼働の必要性がないことを強調した。
 医師らの団体「全国保険医団体連合会」が主催する会合に招かれ、講演した。
 
 米山知事は、東電が目指す6、7号機二基の再稼働を中止した場合に失われる利益は、農業や製造業の活性化で補完したいと表明。
 九州電力川内(せんだい)原発の再稼働を容認した鹿児島県の三反園訓知事が「原発を止める権限はない」と話した点については、「『権限がない』というのでは、困る。法的にも、知事には住民の安全を守る義務があり、東電と新潟県が結ぶ協定を根拠に、運転停止を求められる」と説明した。
 
 東電福島第一原発の事故対応費用で、民間シンクタンクが最大七十兆円と試算したことに、「もう一回事故が起きれば、人も、お金も対処できなくなり、日本が終わるというのを肝に銘じるべきだ」と、原発再稼働に疑問を投げかけた。