27日、福島県西郷村のゴルフ場跡地(約50ヘクタール)で大規模太陽光発電所:メガソーラー(出力約4万4千kw)の起工式が行われました。
再生可能エネルギー開発のジャパン・リニューアブル・エナジーと一般財団法人ふくしま未来研究会、信夫山福島電力(同)が出席しました。
それとは別に、27日、福島県大熊町大川原地区に東電グループで福島原発の廃炉作業に当たる東京パワーテクノロジーの新事業所が完成し、竣工式が行われました。従業員は協力企業の社員を含め約1000人で、大熊町が復興拠点に位置付ける大川原地区への進出企業では最大規模になります。
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<メガソーラー> 福島・西郷で20年発電予定
河北新報 2017年4月28日
再生可能エネルギー開発のジャパン・リニューアブル・エナジー(JRE、東京)と一般財団法人ふくしま未来研究会(福島市)、信夫山福島電力(同)は27日、福島県西郷村で、出力約4万4000キロワットの大規模太陽光発電所(メガソーラー)の起工式を行った。
建設予定地はゴルフ場跡地約50ヘクタールで、太陽光パネル25万1520枚を設置。年間発電量は4730万キロワット時で、一般家庭約1万3200世帯の消費分を見込む。
2020年1月の発電開始予定で、発電した電力は全て東北電力に売る。3社出資の合同会社「西の郷(さと)ソーラーパーク」が運営する。
起工式でJREの竹内一弘社長は「福島の復興に向け(太陽光以外を含め)再生可能エネルギーのさまざまな案件に取り組みたい」と話した。
3社は昨年9月、福島県内での太陽光や風力など発電所の共同開発で合意。18年度には県南地区で、出力7万キロワットの太陽光発電所建設を予定している。
東京パワーテクノロジー 大熊に新事業所
河北新報 2017年4月28日
東京電力グループで福島第1原発の廃炉作業に当たる東京パワーテクノロジー(東京)の新事業所が福島県大熊町大川原地区に完成し、竣工(しゅんこう)式が27日に現地であった。5月8日に業務を始める。
従業員は協力企業の社員を含め約1000人。原発事故で全町避難が続く町が復興拠点に位置付ける大川原地区への進出企業では最大規模になる。
建物は鉄骨3階、延べ床面積約4700平方メートル。一時帰宅の町民や町内の労働者が緊急時に逃げ込む避難所を設けた。約200人が3日間過ごせる食料や非常用電源を備える。27日、町と利用に関する協定書を取り交わした。
同社は原発事故前、第1原発と第2原発構内に構えた事務所で各原発の保守管理に当たり、事故後は第2原発の事務所を拠点に汚染水対策などに携わった。手狭で第1原発まで遠いことから新事業所を開設した。
大川原地区では昨年9月、東電グループで廃炉関連の東京エネシス(同)が福島総合支社を開所した。