福岡県のエフコープ生協の組合員の主婦ら16人が12、13日の予定で、初日は、福島県富岡町の桜の名所:夜の森地区や津波被害を受けた浪江町請戸地区などを回り、2日目には福島市内の仮設住宅で住民と交流するなどしました。同生協の福島視察は5回目になります。
夜の森地区の桜並木の下で、北九州市の主婦らは「復興へ変化を感じる」、「今後も福島の復興を見守りたい」などと語りました。
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<原発事故>「復興見守る」桜の下で誓う
河北新報 2017年4月14日
福岡県のエフコープ生協の組合員らが12、13の両日、東京電力福島第1原発事故の被災地訪問の一環で、福島県富岡町などを視察した。
組合員の主婦ら16人が参加。初日は桜の名所として知られる富岡町夜の森地区や、東日本大震災で津波被害を受けた浪江町請戸地区などを回った。両町ともに今春、避難指示が一部を除き解除された。2日目は福島市内の仮設住宅で住民と交流するなどした。
同生協の福島視察は5回目。昨年秋には原発事故の風化を防ぐ事業の一環で、コープふくしま(福島市)を通じ、夜の森地区の桜の苗木がエフコープ生協に寄贈された。生協敷地内に植えた苗木は今月上旬、花を咲かせたという。
夜の森地区の桜並木の下で、北九州市の香月耀子さん(76)は「満開の桜に元気をもらった」と話した。訪問には毎年参加しているといい「(復興へ)変化を感じる一方、普通の生活を取り戻すには時間がかかりそうで、今後も福島の復興を見守りたい」と語った。