大飯原発「安全確保できる?」
脱原発団体が新規制基準の問題、ビラに(福井)
毎日新聞 2017年9月5日
関西電力大飯原発3、4号機(おおい町大島)の再稼働に向けた準備が進む中、脱原発団体「若狭の原発を考える会」(京都市)のメンバーが3日、大飯原発に近接する集落で脱原発を訴えるビラを配った。
ビラのタイトルは「『新規制基準』で原発の安全は確保できるか?」。「都合の良いデータのみ採用」「適合性審査は検証ではない」など8項目の問題点を指摘している。
旧日本原子力研究所の元研究員で京都工芸繊維大名誉教授(化学)の木原壮林代表(74)らメンバーは「東京電力福島第1原発事故後、今度こそ原発は安全だと新安全神話を作ろうとしているが、原子力災害の被害の大きさに気付こう」と呼びかけた。【高橋一隆】