2017年9月26日火曜日

映画 反原発の「知事抹殺」を問う 沖縄名護で上映

 福島県の佐藤栄佐久・元知事が逮捕され、有罪が確定した汚職事件の背景を追ったドキュメンタリー映画「『知事抹殺』の真実」が24日、名護市民会館で上映され200人が駆けつけました。名護に映画館を復活させようと活動するやんばるシネマの主催です。

 2016年の公開以来、全国各地で話題を呼んでいる映画で、原発政策を疑問視していた佐藤さんや関係者の証言を基に取り調べや公判の場面を再現しています

 やや詳しい解説は下記の記事(レーバーネット)に載っています。

   (関係記事)
9月5日 「知事抹殺」の真実 佐藤栄佐久元知事のたたかい
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映画 反原発の「知事抹殺」を問う 名護で上映 /沖縄
毎日新聞 2017年9月25日
【名護】福島県の佐藤栄佐久・元知事が逮捕され、有罪が確定した汚職事件の背景を追ったドキュメンタリー映画「『知事抹殺』の真実」が24日、名護市民会館で上映された。
 名護に映画館を復活させようと活動するやんばるシネマの主催。佐藤さんは06年に東京地検特捜部に逮捕され、同年に辞職した。同じく有罪になった実弟は取り調べで、検事から「なぜ知事は原発反対なのか」と問われていた。伊是名村出身で福島県に住む名嘉幸照さんが沖縄の基地問題と原発を「負の遺産」と指摘する場面もあった。

 安孫子(あびこ)亘監督(58)は東日本大震災後、福島県を拠点に活動し佐藤さんの取材を続けた。安孫子監督は「この事件は県民や国民に正しく伝わっていない。本当の真実はどこにあるのか。1人でも多くの人にこの事件を知ってほしい」とあいさつした。

 安孫子監督と対談した琉球新報社読者事業局の松元剛次長は「国にたてつく知事を威圧する検事の姿が表れていた」と指摘した。映画を見た野村務さん(77)は「沖縄と福島のつながりを感じ、心の底から気を引き締めた」と感想を述べた。

 25日は沖縄市民劇場あしびなー、26日は南風原中央公民館で上映される。安孫子監督のあいさつやトークイベントもある。(琉球新報)