2017年9月4日月曜日

04- 玄海原発で原子力防災訓練

玄海原発での事故想定で原子力防災訓練 佐賀
NHK NEWS WEB 2017年9月3日
佐賀県の玄海原子力発電所で地震に伴い重大な事故が発生したという想定で、国と佐賀県などによる原子力防災訓練が行われ、国と自治体を結ぶテレビ会議で途中、音声が一時、途切れるトラブルがありました。
九州電力が来年1月にも佐賀県の玄海原発3号機を再稼働する見通しを示す中、国の今年度の原子力防災訓練は玄海原発の近くで震度7の揺れを観測する地震があり、重大な事故が発生したという想定で行われ、電力会社や自衛隊、消防などおよそ6500人が参加しました。

このうち、玄海原発では原子炉格納容器を冷やすためにポンプ車から海水をくみ上げて内部に送り込む手順などを確認したほか、作業中に負傷し、放射性物質に汚染した作業員を除染したあと、原子力災害の拠点病院に指定されている唐津市内の病院に搬送しました。

一方、原子力防災を担当する東京の内閣府で開かれた国の対策会議では、佐賀、長崎、福岡の各県庁と結んで状況の確認が行われましたが、途中10分余りテレビ電話の音声が途切れるトラブルがあり、国の担当者が何度も呼びかけて確認する場面がありました。
トラブルについて内閣府は、電話の音声を伝える回線が何らかの理由で一時的に混乱した可能性があると説明し、原因を詳しく調べています。

また、3日は北朝鮮が核実験を行った影響で、総理大臣官邸で予定されていた訓練など一部が中止になりました。訓練は4日も行われ、離島の住民の避難の手順などを確認することにしています。