世耕弘成経済産業相は15日、北朝鮮のミサイル発射に関連し、「突発的な武力攻撃の場合は、事業者自らが停止することになっている」と説明しました。
一体攻撃を受けてから乃至は受けそうになってから原発を止めたところで何が防げるというのでしょうか。
被弾して原子炉周りの配管が破損すれば核燃料の冷却が出来なくなるので、福島事故の二の舞です。
冷却のバックアップ機能は確かに追加されましたが、それが機能するのは通常の事故の場合で爆撃で破壊された場合の想定は何もしていません。
また核燃料プールが爆撃されて水が抜けた場合の惨事には一体どう対処するのでしょうか。
ミサイル攻撃への対処は、原発を停止して原子炉内と核燃料プール内に収納されている核燃料を全て撤去して、別の安全なところに保管する以外に方法はありません。
経産相は何を考えているのでしょうか。
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【北ミサイル】原発停止は電力会社が判断 ミサイル巡り経産相
産経新聞 2017年9月15日
世耕弘成経済産業相は15日、北朝鮮のミサイル発射に関連し、国内の原発の安全性について「突発的な武力攻撃の場合は、事業者自らが停止することになっている」と説明した。その上で各電力会社が適切に対応できるよう連携し、注意喚起などに努める考えを示した。
閣議後の記者会見で言及した。運転を止めた原発が出た場合は「電力の確保に全力を尽くす」とした。