6月6日、原子力機構大洗センターで作業員5人が被曝した事故で、同機構は7日、核燃料物質に添加されたエポキシ樹脂がプルトニウムの放射線で分解されてガスが発生し、点検時にビニールバッグが破裂したものと断定しました。
これまでもそうした想定は述べられてきましたが、正式にそう結論付けたということです。
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【放射性物質事故】
放射線で樹脂からガス発生 日本原子力研究開発機構、被曝事故の原因断定
産経新聞 2017年9月7日
日本原子力研究開発機構「大洗研究開発センター」(茨城県大洗町)の被曝(ひばく)事故で、機構は7日、貯蔵容器内のビニールバッグの破裂について、核燃料物質に添加されたエポキシ樹脂がプルトニウムの放射線で分解されてガスが発生し、包んでいたバッグも放射線で破れやすくなっていたことが原因と断定したことを明らかにした。
同日開かれた文部科学省の特命チーム会合で報告した。