三条で米山知事支える組織発足 原発再稼働反対の声広げる
新潟日報 2017年9月23日
昨年の知事選で米山隆一氏を支援した三条市の市民有志らが22日、米山知事の支援組織を発足させた。市内で発足記念講演会を開き、呼び掛け人が「東京電力柏崎刈羽原発の再稼働反対の世論を広げよう」と訴えた。
新組織は「米山知事の原発に対する姿勢を支持し支える市民の会」で、弁護士や自営業者ら23人が呼び掛け人となった。再稼働反対の世論と知事への支持の広がりを目指す。
講演会には、趣旨に賛同する市民ら約300人が出席した。呼び掛け人を代表して高野義雄弁護士(三条市)が「米山知事の原発政策に賛同する市民を増やすことが、知事の力になる」と強調した。
あいさつに立った米山知事は会の発足に感謝した上で、再稼働に慎重な姿勢を改めて強調。10月に行われる見込みの衆院選にも触れ、「民主主義の中で国のエネルギー政策を動かすことも必要だ」と語った。
講演では、海渡雄一弁護士(東京)が原発再稼働の問題点などを語った。