2017年9月10日日曜日

伊方原発1号機の廃炉40年計画に愛媛県が同意

 四国電力伊方原発1号機について、愛媛県の中村知事は四電の佐伯社長およそ40年かけて撤去するとした廃炉計画に同意すると伝えました。
 四国電力は今月中にも廃炉作業に着手する方針です。
 原子力規制委6月に伊方原発1号機の廃炉計画について認可していました。
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伊方原発1号機の廃炉計画に愛媛県が同意
NHK NEWS WEB 2017年9月8日
愛媛県にある伊方原子力発電所1号機について、愛媛県の中村知事は四国電力の佐伯社長と面会し、およそ40年かけて撤去するとした廃炉計画に同意すると伝えました。四国電力は今月中にも廃炉作業に着手する方針です。
去年、廃炉になった伊方原発1号機について、四国電力はおよそ40年で施設を撤去する計画をまとめ、ことし6月に国の審査で認可されました。

廃炉作業の開始に先立ち、計画への同意を求められていた愛媛県の中村知事は8日、県庁で四国電力の佐伯勇人社長と面会し、「安全確保を前提とするなど条件付きで了承する」と述べ、周辺自治体の意向や県議会の議論などを踏まえて計画に同意すると伝えました。

佐伯社長は午後、伊方町を訪れ、高門町長から計画への同意を得たということで四国電力は、今月中にも廃炉作業に着手する方針です。

会談のあと、佐伯社長は「40年という長い作業となるが、世代を超えて安全第一に進めたい。廃炉に伴って出る放射性廃棄物の処分も責任を持って対応する」と話しました。

原発の運転期間を原則40年に制限する制度のもとで、地元の同意を得て廃炉作業の見通しが立ったのは、全国で6基目となります。