西川・福井県知事は21日、小野寺防衛相に対し、原発の防御や自衛隊の基地整備・部隊配備を行うよう緊急要請しました。福井県内には15基の原発が林立しています。
それに対して小野寺防衛相は「現時点ではイージス艦などで対応する」と述べました。
実際に最悪のケースとして他国から原発に対してミサイル攻撃があった場合、本当にイージス艦で原発を防衛できるのでしょうか。是非ともまずそれを証明して欲しいものです。
そうでなければそのような対策は「空念仏」に等しいものです。
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知事、原発のミサイル防衛緊急要請 防衛相「イージス艦で対応」
福井新聞 2017年9月22日
北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射を受け、西川一誠福井県知事は21日、小野寺五典防衛相に対し、原発の防御や自衛隊の基地整備・部隊配備を行うよう緊急要請した。県内には15基の原発が立地しており、小野寺防衛相は「現時点では(海上自衛隊の)イージス艦などで対応する」と述べた。
要請は▽原発の防御をどう考え、どのような機能・装備で対応するのか▽福井県嶺南地域に自衛隊の基地等を整備し、部隊を配備する―の2項目。西川知事は「地域の安全をいかに守るか、防衛上、万全の措置を講じてほしい」と訴えた。
これに対し、小野寺防衛相は「原発が立地する嶺南地域はヘリで上空から視察した。(不測の事態に備え)鯖江にある駐屯地からの経路などさまざまな調査をしている」と強調。「心配もあるかと思うが、イージス艦での対応や緊急時にはPAC3(地対空誘導弾パトリオット)部隊を速やかに展開する。要請はしっかり検討したい」と応じた。
また、西川知事は首相官邸や水産庁も訪れ、国際情勢など今後の見通しに関する情報提供、避難が必要となったときの対応、漁業者が安全に操業できるよう迅速で的確な情報提供を行うよう3項目を要請した。