福井県若狭湾には原発が林立しているので「原発銀座」とも呼ぶそうですが、そこはまた活断層が集中しているため「活断層銀座」とも呼ばれています。
原子力規制委の指摘を受けて、4月末までの予定で美浜原発敷地内破砕帯(断層)の追加調査を行ってきた関西電力は、調査結果の報告を5月末に延期すると発表しました。調査データの解析に時間を要しているためです。
最終的にどのような結論になり、それを規制委がどう評価するのか注目されます。
~~~~~~~~~~~~~~~~
美浜原発の調査結果は今月末に 敷地内破砕帯で関電
福井新聞 2014年5月10日
関西電力は9日、美浜原発の敷地内破砕帯(断層)の追加調査について、当初4月末としていた調査結果の報告を今月末に延期すると発表した。調査データの解析に時間を要しているため。同日、原子力規制委員会に計画修正を報告した。
規制委の有識者調査団が昨年12月の現地調査でデータ不足を指摘し、関電は2月に追加調査を開始。丹生湾内でのボーリングや海底堆積物の採取、敷地内低地部のボーリングなどを行い、敷地の東側約1キロを南北に走る活断層「白木―丹生断層」と敷地内断層との関係、敷地周辺の地下構造を調べている。
美浜原発敷地内には9本の断層があり、白木―丹生断層とともにずれて動く可能性が否定できないとして、規制委の有識者調査団で審議している。