2014年5月31日土曜日

関電神戸支店前での反原発行動が100回目

  東日本大震災による福島第1原発事故を受け、2年前から金曜日に欠かさず関西電力神戸支店前で市民らが続けてきた反原発行動が30日、100回を迎えました
 先日福井地裁で大飯原発の再稼働を認めない判決が出たこともあり、この日は最多時と同じ約500人が参加しました
 
 東京首相官邸前行動は、2年前の3月29日にスタートして5月2日で100回目を迎えましたが、神戸は2012年7月にスタートし、その後1回も欠かさずに継続して30日に100回目を迎えました。
 主催者「ゼロこねっと事務局長の橋本銀河さんは、「福井の判決などプラスの流れもある。思いを広げ続けたい」と話しています
 
 関電は福井県の若狭湾沿いに、美浜原発、大飯原発、高浜原発の3つの原発で計11基を持っています。
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反原発訴え続け100回目 関電神戸支店前で市民行動
神戸新聞 2014年5月31日
 東日本大震災による福島第1原発事故を受け、関西電力神戸支店(神戸市中央区)前で市民らが続けてきた反原発行動が30日、100回を迎えた。2年前から金曜日に欠かさず実施。最近は参加者も減っていたが、福井地裁で大飯原発の再稼働を認めない判決が出るなどの動きもあり、この日は最多時と同じ約500人が参加した。(宮本万里子)
 
 反原発行動は、東京・首相官邸前など各地で続いており、神戸は2012年7月、若者らでつくる「ゼロこねっと」の主催で始まった。当初、約100人いた参加者はここ1年半ほど50人前後に減っていたが、ゼロこねっと事務局長の橋本銀河さん(28)は「福井の判決などプラスの流れもある。思いを広げ続けたい」と話す。
 
 この日、参加者は関電神戸支店前で「原発いらない」と声を上げた後、繁華街を行進。原発への賛否を通行人にシールを張って示してもらうボードを掲げたり、福島県から子どもと一緒に西宮市に避難している女性の「出口の見えない将来に途方に暮れています」などというメッセージを配ったりした。
 
 在住地の関東から関西に移住を望み、時折母の実家がある神戸に来ている鈴木順子さん(45)は「社会が変わらず、絶望的になることも。原発のことを話しにくい雰囲気も強まっていて不安」と心境を語った。
  
 「原発ゼロ」をアピールする市民ら=30日午後、神戸市中央区(撮影・中西幸大)