脱原発や再生可能エネルギーの推進を訴える「さようなら原発! 栃木アクション11.16」が宇都宮で開かれ約2千人が参加しました。集会後城址公園から宮の橋までパレードを行いました。
◇ ◇
福島原発所長の「吉田調書」など福島原発事故の情報開示を求めている弁護士らは、17日、朝日新聞の第三者機関が「重大な誤りがあり、記事取り消しは妥当」とした見解に対し「取り消しは行き過ぎだ」と批判する声明を公表しました。
◇ ◇
全域が帰還困難区域となっている福島県浪江町津島地区の住民が16日、「津島地区原発事故の完全賠償を求める会」を設立し、地区住民ら約200人が出席して設立総会を開きました。最終的には弁護団と連携し、訴訟や裁判外紛争解決手続き(ADR)を視野に入れ、国や東電に完全賠償を求めていく方針です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
脱原発へ2000人パレード 宇都宮で市民ら集会
下野新聞 2014年11月17日
脱原発や再生可能エネルギーの推進を訴える「さようなら原発! 栃木アクション11・16」が16日、宇都宮本丸町の宇都宮城址公園を主会場に開かれた。参加者約2千人(主催者発表)が同公園を出発し大通りなどを経て、宮の橋までパレードした。
県内の市民団体などで組織する実行委員会の主催で、ことしで3回目。
参加者は絵本作家いわむらかずおさんの14匹のネズミのイラストが描かれたオリジナル風船や横断幕などを手に「原発反対、再稼働反対」「未来を守ろう」などと声を上げた。一部団体が拡声器などを使いパレードに抗議する場面もあった。
吉田調書「取り消しは行き過ぎ」 弁護士ら批判声明
東京新聞 2014年11月17日
朝日新聞の東京電力福島第1原発事故の「吉田調書」報道をめぐり、事故の情報開示を求めている弁護士らは17日、同紙の第三者機関「報道と人権委員会」が「重大な誤りがあり、記事取り消しは妥当」とした見解に対し「取り消しは行き過ぎだ」と批判する声明を公表した。同紙と、報道と人権委に提出する。
声明は「朝日の報道は誤報とされるようなものではない」とした上で「行われるべき作業は続報記事をまとめ、一歩ずつ真実に近づこうとする努力を継続すること」と指摘。「記事全体の取り消しは記者を萎縮させ、取材報道の自由を損なうものだ」とした。 (共同)
浪江・津島住民が「賠償求める会」設立 二本松で総会
福島民友ニュース 2014年11月17日
東京電力福島第1原発事故で全域が帰還困難区域となっている浪江町津島地区の住民が16日、「津島地区原発事故の完全賠償を求める会」を設立した。東電との賠償交渉、訴訟などの法的手続きの勉強会や相談会、現地調査などを通して、帰還困難区域に見合った将来の生活再建が可能な完全賠償案をまとめる。最終的には弁護団と連携し、訴訟や裁判外紛争解決手続き(ADR)を視野に入れ、国や東電に完全賠償を求めていく方針。
二本松市で開かれた設立総会には、地区住民ら約200人が出席。世話人共同代表に三瓶宝次、馬場績両町議を選出した後、会員の加入促進など今後の活動計画などを決めた。