2014年11月13日木曜日

小泉・細川元首相、大分の地熱発電所を視察

 「脱原発」を唱える小泉純一郎氏と細川護熙氏の元首相2人が12日、国内最大の地熱発電所である九州電力八丁原発電所を約1時間かけて視察しました。
 細川氏は視察後、「原発に頼らず、地熱など自然エネルギーの普及に国がもっと積極的に取り組めば、いい方向に進んでいく」と感想を述べました。
 
 八丁原発電所は、日本最大の地熱発電所1号機、2号機 各55,000kw)で20万世帯の需要を賄えます。1号機は1977年に、2号機は1990年に営業運転を開始しました。
 この発電所は無人で運転されており、運転・監視は約2km離れた九州電力大岳発電所からオペレーターによる遠隔操作で行われています
 建設の当初は地元温泉街から水源に関する懸念表明されていましたが、運転開始後は何も支障は起きておらず、タービンを回した後の熱水の一部を浄化して近隣温泉街に供給することも行っています。
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小泉・細川元首相、大分の地熱発電所視察 脱原発訴え
朝日新聞 2014年11月12日
 「脱原発」を唱える小泉純一郎氏と細川護熙氏の元首相2人が12日、国内最大の地熱発電所である九州電力八丁原発電所(大分県九重町)を視察した。
 
 細川氏が代表理事、小泉氏が発起人代表を務める一般社団法人「自然エネルギー推進会議」(東京)の活動の一環。地下から蒸気を取り出す設備などを、九電の説明を受けながら約1時間かけて見て回った。細川氏は視察後、記者団に対し、「原発に頼らず、地熱など自然エネルギーの普及に国がもっと積極的に取り組めば、いい方向に進んでいく」と感想を述べた。
 
 一方、地元同意の手続きが終わり、九電川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働が近づいていることについて、小泉氏は「原発が止まっていても、生活は成り立っている。再稼働をすれば核のごみが増える」と批判した。
 衆院解散・総選挙に向けた動きが加速する中での視察となったが、両氏は「選挙にかかわることはない」。細川氏は「総選挙になるなら、脱原発を争点にしてほしい」と話した。