福島原発1号機の核燃料撤去の第一段階として、建屋に散乱しているがれきの撤去作業に向けて、先月31日に続いて、10日朝、建屋カバー6枚のうち2枚目を遠隔操作のクレーンで取り外しました。
がれきには予め粉じんの飛散を防ぐ薬剤をまく作業を行いました。
東京電力は放射性物質の飛散状況を、敷地内の測定装置で建屋の上空を含み監視していますが、これまでのところ異常は見られないとしています。
今後も問題がなければ来年3月から本格的にカバーを解体し、再来年度の前半からがれきの撤去を行う計画です。
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建屋カバー2枚目 試験的に取り外し
NHK NEWS WEB 2014年11月10日
東京電力福島第一原子力発電所1号機で、建屋に散乱しているがれきの撤去作業に向けて、先月、建屋を覆うカバーの一部を試験的に取り外したのに続いて、新たにもう一か所が取り外されました。
東京電力は放射性物質が飛び散らないか監視を続けています。
福島第一原発1号機では、原子炉建屋の中にある使用済み燃料プールからおよそ400体の核燃料を取り出すため、建屋を覆うカバーを解体して散乱している大量のがれきを撤去する計画です。
この作業に先立って東京電力は粉じんの飛散を防ぐ薬剤をがれきにまく作業を行っていて、実際に放射性物質が飛び散らないか確かめるため、先月31日に6枚ある天井パネルのうちの1枚を試験的に取り外したのに続き、10日朝、2枚目が取り外されました。
午前7時すぎから遠隔操作のクレーンで天井のパネルが持ち上げられると、建屋に散乱した大量のがれきが姿を見せました。
東京電力は放射性物質の飛散状況を敷地内の測定装置で監視していますが、これまでのところ異常は見られないとしていて、およそ1か月間にわたって監視を続け、問題がなければ来年3月から本格的にカバーを解体し、再来年度の前半からがれきの撤去を行う計画です。
1号機のカバーの解体はことし7月から行われる計画でしたが、去年、3号機でがれきを撤去した際に放射性物質が飛散した影響で大幅に延期されていて、地元からは安全性の確保を求める声が上がっています。
建屋カバー取り外し 放射線量など変化なし
NHK NEWS WEB 2014年11月10日
東京電力福島第一原子力発電所1号機で、建屋に散乱しているがれきの撤去作業に向けて、先月、建屋を覆うカバーの一部が試験的に取り外されたのに続き、10日、新たにもう一か所が取り外されました。
東京電力は、周辺の放射線量などに変化は見られないとしています。
福島第一原発1号機では、10日午前7時20分ごろ、遠隔操作のクレーンで天井のパネルがつり上げられると、建屋に散乱した大量のがれきが姿を見せました。
東京電力は、1号機の使用済み燃料プールから核燃料を取り出すため、建屋カバーを解体してがれきを撤去する計画です。
がれきには粉じんの飛散を防ぐ薬剤がまかれていて、実際に放射性物質が飛び散らないか確かめるため、先月31日に6枚ある天井のパネルの1つが取り外されたのに続き、10日、2枚目が取り外されました。
東京電力は、放射性物質の飛散状況を監視するため、測定装置を建屋の上空につり下げたほか、敷地内でも測定を続けていますが、これまでのところ変化は見られないとしています。
今後も問題がなければ来年3月から本格的にカバーを解体し、再来年度の前半からがれきの撤去を行う計画です。
1号機のカバーの解体は、ことし7月から行われる計画でしたが、去年、3号機でがれきを撤去した際に、放射性物質が飛散した影響で大幅に延期されていて、地元からは安全性の確保を求める声が上がっています。