2016年7月28日木曜日

保有プルトニウム47・9トンに 15年末時点で 日本

 国際的に削減を求められている日本のプルトニウム保有量が2015年末で前年より0.1トン増えました。
 現在英国に再処理を依頼している分があるので、18年ごろまでさらに増加する見込みです。
 これは使用済核燃料の再処理がまだ軌道に乗らないからではありません。仮に軌道に乗ったとしても事態は全く変わりません。そこに問題の本質があります。 
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3月28日 核再処理しても日本のプルトニウムは減らぬ 米が懸念
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保有プルトニウム47・9トンに 日本の15年末時点総量
東京新聞 2016年7月27日
 内閣府は27日、日本が原発の使用済み核燃料の再処理で取り出し、国内外に保有する分離プルトニウムの総量が2015年末時点で前年より約0・1トン増え、約47・9トン(このうち核分裂性は約31・8トン)だったと国の原子力委員会に報告した。
 約47・9トンのうち国内保管分は前年と変わらず約10・8トン。海外保管分は約37・1トンで、内訳は再処理を委託した英国が約20・9トン、フランスが約16・2トンだった。
 
 英国に再処理を委託した使用済み燃料に含まれるプルトニウムが約1トン残っており、英国の工場が操業を終える18年ごろまでにこの分がさらに増える見通し。(共同)