2016年7月16日土曜日

16- 東電柏崎刈羽原発 新所長「信頼回復に努める」

NHK NEWS WEB 2016年7月14日
新潟県にある東京電力、柏崎刈羽原子力発電所の新しい所長に設楽親氏が就任し、炉心溶融、いわゆるメルトダウンの公表問題について「隠蔽で失った信頼の回復に努めたい」と述べました。
 
新しく就任した設楽所長は群馬県出身の56歳。これまでに2度、柏崎刈羽原発での勤務経験があり、先月まで福島第二原発の所長を務めていました。
 
就任後初めてとなる14日の会見で、設楽所長は、東京電力が隠蔽と認めた福島第一原発のメルトダウンの公表問題について触れ、「失った信頼を取り戻すには隠蔽体質の是正や日頃からの的確な情報発信を継続するしかない」と述べ、柏崎刈羽原発が立地する地域の住民との対話に力を注ぐ姿勢を見せました。
一方で、再稼働の前提となる原子力規制委員会の安全審査については、「審査の主要な項目はすでに終わっていて、今、大詰めに来ている」という認識を示し、「発電所を安全に運転するための人材育成を優先度高く取り組んでいきたい」と述べました。