NHK NEWS WEB 2016年7月25日
東京電力福島第一原発の事故から5年4か月が過ぎた今も、福島県からは9万人近くが全国に避難しています。
こうした人たちを支援しようと、関東の弁護士会が中心となって、25日から無料の電話相談を始め、都内に設けられた窓口には午前10時の受け付け開始から電話が相次ぎました。
相談の多くは、原発事故の避難区域以外から避難している人たちが、無償で借り上げ住宅などに入居できるように支援する福島県の制度が、来年3月末で終わることに関するものでした。相談に応じた弁護士は、福島県が家賃の一部を補助する新たな支援を行うことなどを説明していました。
相談に応じている加畑貴義弁護士は「原発事故から5年以上がたち、記憶の風化が進んでいるが、避難者の悩みは多い。弁護士として引き続き支援していきたい」と話していました。
無料相談の電話番号は0120ー615ー030で、25日から今月30日までの6日間、午前10時から午後6時まで相談を受け付けるということです。