住民や町議会から住民懇談会の開催自体について反発する声が高まっていた福島県川俣町は、避難指示解除を当初目標としていた「8月末ごろ」を断念し、新たな目標を「来年3月末」とする方針であることが分かりました。
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福島・川俣町、避難解除先送り 新目標は「来年3月末」
東京新聞 2016年7月2日
東京電力福島第1原発事故の避難指示解除に向け準備が進む福島県川俣町が、当初目標としていた「8月末ごろ」の解除を断念し、新たな目標を「来年3月末」とする方針であることが1日、分かった。
避難区域の同町山木屋地区の住民が町に来年3月末の解除を要請したほか、町議会も反発し、解除に向けた町主催の住民説明会の開催見通しが立っていないためで、町は週明けにも町議会に当初目標を断念した経緯を説明する見通し。町議会や国との協議を踏まえ、新たな解除目標を最終決定する。
解除を巡り古川道郎町長は今年5月、目標時期を「8月末ごろ」と表明していた。(共同)